こんにちは。
名古屋にある子供向けの音楽教室、徳川ミュージックアカデミー ドラム講師の伊藤明生です。
早いもので、今年ももう1ヶ月がたちましたね。。
さて今回は、ドラムについてご説明したいと思います!
まず、「ドラムってなーに?」という方のために簡単に楽器の説明をします。
ドラムは日本語で’’太鼓’’という意味なのですが、一般的に、みなさんがイメージしているドラムと呼ばれているものは、正式にはドラムセットと呼びます。
なので、ひとつひとつの単体の太鼓が組み合わさって、あの一般的に見かけるドラムセットになっているんです。
ちなみに英語では、《Drum》ではなく、複数形の《Drums》と呼びます(^_^)
「He is playing drums...」といった感じに♪
もともとはマーチングバンドで使用されていた、大太鼓、小太鼓やシンバルを、一人で演奏できるために考案されたのが始まりで、
ドラムセット自体の歴史はまだ100年ちょっとと、比較的浅いようです。
これは意外と思う方も多いかと思うのですが、ドラムセットには、とくに決まった形はなく、
太鼓の数も、またシンバルの枚数にも決まりはありません。そしてそれぞれの太鼓のサイズにも決まりはありません。
こんな楽器珍しいですよね(^_^)
ピアノは鍵盤の数が大体決まっていますし、ギターなんかも6本の弦がほとんどです。
その理由は、そもそもドラムには、ドレミファソラシドといった音程がないので、太鼓の個数やサイズの制限がないのです。
だからドラマー各々の好みで自由にセッティングできてしまうのです!なんてクリエイティブな楽器なんでしょう。笑
ただやっぱり、何事にも基本があるわけで、ドラムセットにももちろんあります。
そして前述したように、もともとは単体で演奏されていた楽器の複合体なので、ドラムセットの太鼓やシンバルには、
ひとつひとつに重要な働きがあります。まずドラムセットに欠かせない、3つを説明しましょう。
1.スネアドラム
ドラムの中心となる楽器で、高くて張りのある音がします。
太鼓類の中では一番使用頻度が高く、マーチングでは小太鼓にあたります。
2.バスドラム
ドラムセットの中で最も低音が出る楽器です。
リズムを奏でるうえで欠かせない楽器で、これは足でペダルを踏みながら音を出す楽器です。
3.シンバル(ライドシンバル)
シンバルの一種で、主にリズムを刻むシンバルとして多く使用されます。
他にもタムと呼ばれる太鼓や、シンバルが数多くありますが、まずはこの3点がドラムセットを演奏するうえで重要な楽器となります。
徳川ミュージックアカデミーの教室で使用しているドラムセットの一つを紹介します。

これはヤマハさんのメイプルカスタムというシリーズのドラムセットで、音質も暖かく丸みのあるアコースティックなサウンドがしますよ〜♪
メイプルカスタムシリーズは生産完了したので、現在では新品は出回っていないですが、これまでのヤマハのシリーズでは最もハイスペックなシリーズだったのです。
さあみなさんは、先程説明した3つが写真のどれにあたるか分かるでしょうか?
正解はこちら!!
1. 中央の奥にある、打面の上に木の棒(スティックと呼びます)が置いてあるタイコ
2. 写真のYAMAHAのロゴが入っている、大きなタイコ
3. 左手前にある、大きなシンバル
これは比較的コンパクトで、ジャズなどの生演奏に向いたセットとなります。そして私が長年愛用しているドラムセットです(^o^)
ジャズのセットはサイズがコンパクトなため、子供が叩くのにもちょうど良い大きさになっているんです、しかも音質も保証付き!!
教室には他にもいろいろなドラムセットがありますので、試しに叩きにきてみて下さい♪