こんにちは。
名古屋にある子供向けの音楽教室、徳川ミュージックアカデミーの伊藤明生です。
いよいよG.W.も今日で終わりですね。
徳川ミュージックアカデミーでは、ひと足早く一昨日からレッスンを再開しております♪
さて、私たちの仕事は、新学年が始まる3,4月が新しく入会する方が最も多いため、繁忙期でもあるのですが、ちょうどゴールデンウィークを過ぎた頃から少し落ち着いてきます。
今回のトピックは、そんな落ち着いてきた時期に、ぴったりではないでしょうか?笑
"習い事とナナメの関係"
というわけで、今回は、習い事を通じた子供たちとの関係性について、改めて考えてみたいと思います。
さっそくですが、ここで質問です。
音楽教室で楽器のレッスンをするということは、楽器の技術を教えることだけが講師としての仕事でしょうか?
考え方は人それぞれなので、正解はないですが、私は違うと思います。
多くの子供達にとって、楽器を習うということは、目的ではなくて、豊かな大人になるための手段だと思います。
そのためには、この”ナナメの関係”というのも、とても大事なのかなと思っています。
先に言っておきますと、この「ナナメの関係」という言葉は、教育界でさまざまな変革を起こしてきた藤原和博さんが使っている言葉です。
(藤原和博さんについては、ここでは割愛させていただきますが、書籍もたくさん出しているので、興味のある方は調べてみてください♪)
それで、私が常々思っていたことが、この「ナナメの関係」という言葉が意味する内容と、すごく合っていたので、今回使わせていただきました。
さて、本題に...
ナナメの関係とはいったい、どういう関係のことでしょうか?
みなさんが子供だった頃を思い出してほしいのですが、学校生活をしていると、嫌なことがあったり、さまざまな悩み事があったりしたと思います。(例えば、友達とケンカしてしまい明日学校にいきづらい...、テストの成績が悪くて怒られる...、などなど)
自分の親や学校の先生には言いづらかったことも...。
そんな時、以外にも心の癒しになったのは、近所のおじさんやおばさん、お兄ちゃん、お姉ちゃん達だったことはありませんか?
やさしく声をかけてくれたり、無条件に味方をしてくれたりと。
そこから勇気や自信を持つことができ、いろいろなことに挑戦できるようになったことも、そういった大人達の影響が以外に大きいのではないかと思っています。
ましてや一昔前は、そんな第三者的な、大人達が周りに多くいましたよね。
親と子供、学校の先生と生徒、というのは縦の関係であり、いつも一緒に居て、関係がとても強いです。親には子供を叱ったり甘やかしすぎないようにしたりといった、責任があるため、そのようないわゆる縦の関係だと、子供にとっては、悩みを相談しにくかったりします。
第三者である大人達は、直接利害関係がないので、良い意味で無責任に接してくれます。
私たちも、子供達と接する中で、できるだけそういった役割も担えるといいなぁと思います。でもこういうのは変に意識すると、なんだかおかしな感じになりそうなので、あくまでも自然体が大事なんでしょうね。笑
それでは、今日はこのへんで。
連休最終日、有意義な一日になりますように♪