ブラジルW杯にちなんで、ブラジル音楽を聴いてみよう!

 こんにちは。

 名古屋にある子供向けの音楽教室、徳川ミュージックアカデミー ドラム講師の伊藤明生です。

 

 いよいよ来月からサッカーの祭典、ブラジルW杯が始まりますね。サッカーが好きな人には、いまから楽しみでしかたないかと思いますが、普段はあまりサッカーを観ない私も、この時ばかりはそれなりに楽しみたいと思います♪

 

 ということで、今回はそのブラジルW杯にちなんで、ブラジルの音楽について書いてみようと思います。

 W杯を観戦しているとブラジル音楽を耳にすることが増えてくるかと思いますので、ちょっとした知識として知っておくだけで、またひとつ楽しみ方が増えますしね! 

 

 ブラジルの音楽ってどんなものがあるのでしょう?

 

 ぱっと思い浮かぶ有名なもので言うと、、ショーロ、サンバ、ボサノバあたりですかね。まずはこれらをひとつずつ説明していきましょう。

 

[1]ショーロ

リオデジャネイロで生まれたブラジル音楽の伝統的なジャンルの一種で、哀愁のある曲調が特徴であり、ポルトガル語で『泣く』という意味の「ショラールが」名前の由来。


 ヨーロッパのクラシック音楽のような優雅さとアフリカ音楽からの躍動感のあるリズムが融合されてブラジル独自のスタイルとして誕生した。ショーロで有名な曲は、《Tico Tico No Fuba》みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

 

続いて....

 

[2]サンバ

ブラジル音楽の代表的なジャンルで、サンバのリズムの特徴としては、スルドという(小型のバスドラムの様な)楽器で2拍子のリズムを取り、その上にパンデイロやタンボリン、ガンザ、カイシャなどの楽器がそれぞれの異なるリズムで絡み合いながらリズムを作っていきます。


 あの有名なリオのカーニバルでもサンバのリズムが欠かせませんね♪ブラジル音楽は、ブラジル特有の楽器(主に打楽器)がとても多くあり、日本では馴染みの少ない楽器も多いので、今回はその中からひとつ紹介したいと思います。それはこちら!

パンデイロの写真

 さてこれはなんでしょう?一見、タンバリンのようですね(^_^)

これは【パンデイロ】というブラジルの楽器です。

 日本でよく見るタンバリンは輪っかのような形状ですが、パンデイロは革が張ってあり、その革の部分を手で叩いて、いろいろな音色を出していきます。


 こんな感じです♪ 

 

続きまして....

 

[3]ボサノバ

おそらく日本人の私たちにとっては一番馴染みのあるジャンルかと。よくカフェとかで流れている、そう、あれです。

 ボサノバの歴史は比較的浅くて、1950’s後半に、アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジョアン・ジルベルトたちがボサノバを世に広めたと言われています。

 分類的にはボサノバは、サンバの一種とされているのですが、それらの違いとして分かりやすく、単純な解釈で行くと、サンバがアップテンポでノリの良い曲調で、ボサノバはゆったりとした心地の良い曲調、といった感じです♪(かなりざっくりですが。。笑)

 

 また、ボサノバを演奏する時に欠かせないのが、ナイロン弦のクラシックギターです。このクラシックギターで『パチーダ』というリズムを使って演奏するのが、ボサノバのトラディショナルな演奏スタイルなんです。有名な曲は、《イパネマの娘》や《おいしい水》などです。

 これを機にちょっとブラジル音楽を聴いてみようかなと思った方は、TSUTAYAなどにも「ワールドミュージック」や「カフェで聴く◯◯」みたいなコーナーにいろいろ置いてありますので、ぜひ聴いてみて下さい。

 有名なポップスソングなどをサンバやボサノバ風にアレンジした楽曲も多数ありますので、ブラジル音楽ビギナーの方はそういったものから入ったほうが、聴きやすいと思います(^o^)v 

ボサノバのレコード
TSUTAYAにて

 ちょっと見づらいですが、、上の写真に《ボッサ》と書かれているものがいくつかありますが、これはボサノバの俗語みたいなものです(^_^)


 それでは最後に....

コカコーラ社が発表した、2014年ブラジルW杯のテーマソングをどうぞ!!

 

 ブラジルらいし陽気な雰囲気が伝わってきますね♪

皆さまも、ブラジル音楽を聴きながらワールドカップを楽しんでみてはいかがでしょうか?

(もちろん応援するのは日本ですが。笑)