こんにちは。
名古屋にある子供向けの音楽教室、徳川ミュージックアカデミー ドラム講師の伊藤明生です。
もうすぐ4月も終わり、あっという間に1年の1/3が過ぎてしまいましたね。そして、徳川ミュージックアカデミーも開校して3ヶ月が経ちました。おかげさまで生徒さんも少しずつ増えてきて、とても嬉しく思います。
もっともっと、皆さまにご満足いただけるような教室創りを目指して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
さて、前回、海外での生活について少し書きましたが、今回はその続きということで 、海外の学校の授業風景について私が実際に経験して感じたことを書いてみようと思います(^_^)
舞台は、アメリカのボストン。もし皆さんがアメリカの大学の授業に参加したら、まず驚くことが、学生のほとんどが積極的に授業に参加しているということだと思います。
授業をさぼったりもしないし、授業中に寝ている学生もいません。
かくいう私はと言いますと、授業はそれなりに必死にやったつもりです(^_^)日本にいた高校生の頃までは、授業中に寝てばかりだった私ですが。笑
というのも、留学生というのは学生ビザで来ているので、学校の成績が悪いと強制的に帰国させられてしまうし、私たちの場合はそもそも音楽を勉強するという明確な理由があって、ありがたいことにはるばる遠い日本から行かせてもらっている立場なので、当然一生懸命になります。
そんなアメリカの学校での授業風景はといいますと、学生は皆、本当によく手を挙げるし、発言をします。
音楽の学校だったので、もちろん演奏をする授業も沢山あり、ここでもみんな自信満々に演奏します。正直あまり上手くない人でも...笑
でもこの分野では、語学力は関係ないので、英語が苦手な私も、ここでは自信をもって自分を表現することが出来ました。
これってとても良いことだと思いませんか?
学生が積極的だと、先生だってやる気がでます。学生から鋭い指摘なんてされたら、先生だってプライドがあるし、それに応える責任があるので、もっと勉強すると思います。ということは、当然ながら質の高い授業になると思います。
では、アメリカの学生は、なぜみんな自信を持っているのでしょう?
私が思うに、それはアメリカという国の教育は、長所(個性)をのばす傾向が強いからだと思います。
そのため、先生や親は本当によく褒める。私も留学時代はよく教授から褒めてもらいました。あんまり良くない時でも。とりあえず褒められます。笑
ここぞとばかりに、
「Perfect!!」「Awesome!!」「Fantastic!!」「Excellent!!」です。
学校や家庭だけに限らず、日常の中でも褒められます。例えばコンビニでお会計をする時に、おつりが出ないよう小銭をちょうどでお支払いするとします。そうすると、店員さんが「Perfect!!」と言ってくれたりします。全く深い意味はないと思いますが、そういう国なんです。笑
アメリカは褒めるという文化が根付いているのだなぁ、と感じます。そのためか、ゆるーい空気感があり、人見知りをしないフレンドリーな人が多いのも、うなずけます。
私は、人を褒めるというのは良いことだと思います。なぜなら人を褒めるということは、褒める側からしても、その人の良いところを見ようとするクセがつくからです。その逆だと、人の悪い部分ばかりが気になってしまいますからね。。
でもこの褒め方にもテクニックがあって、よく言われるのが、《その人の努力を褒める》ということ。
あまり良くない例が《その人の能力を褒める》ということ。こういった教育の方法については私も興味があり、いろいろな記事を読んだりしているのですが、ここで書くと長々しくなってしまうので、割愛させていただきますm(__)m
このことから、良くも悪くもアメリカの学生は、自分の発言や行動に自信を持っているので、積極性があるのかな…と思うわけでございます。
そろそろまとめで、
《その1》でも述べたように、これからは、ますますグローバル化が進んでいくと思います。
そうなるとライバルは中国やインド、または東南アジアなどの新興国になってきます。彼らは、「遠慮」という概念があまりなく、どんどん意見を主張してくるので、日本の若者もそれに対抗していかなければなりません。
日本は生活の環境も良く、本当に素晴らしい国ですが、その中だけで甘んじずに、フットワークが効く若いうちに海外へ行って見聞を広げて、「世の中にはこんなに面白いことが沢山あるんだ!」ということを知り、その中で自分もハングリーな精神を持つことが大切だと思います。
あとは単純に、物事の視野が広がると楽しいですしね♪
あ、、ここは音楽教室なので、もう一つ言うと、音楽(楽器)は良いですよ〜。
なぜなら、音楽は世界の共通言語だからです。
音楽はどこの国の言葉よりも一番コミュニケーションが取りやすい言語だと思います。
大和証券のCMでおなじみの《Playing For Change》というアメリカにある団体が、いろいろな楽器で世界中の人々とセッションをしている動画を配信しているのですが、これがまさに音楽のあるべき姿なんだなぁ、と私は思います。
音楽は言葉が通じなくても海外の人とコミュニケーションをとることができるし、それだけでなく世界中の人々をハッピーにすることができる、素晴らしいものだと思います。
日本ではあまりイメージできないかもしれませんが、世の中のいろいろな国では、街中で楽器を演奏している人が普通にいたりします。そして、楽器は、決してハードルの高いものではなく、日常の中に溢れているものだと私たちは思っています。
コミュニケーションツールのひとつとして楽器をやってみるのもありですよね!!
では、今日はこの辺で♪